経済学の杜(ミラー)

公務員試験・外交官・国税専門官・中小企業診断士・不動産鑑定士などの経済学の試験対策情報を提供します。

2018-02-20から1日間の記事一覧

今、求められている人材は、限られた時間内での現場における作業能力

私自身、長い間、「外国人」として仕事をしていたので、日本にいる「外国人」がどのような仕事で収入を得て、どのような生活をして子育てをしているのか非常に関心を持っています。(もちろん、膨大な数のインタビューによってそれ判断しています。) そして…

大学・予備校・出版社と現在の受験生の意識の差

公務員試験ほど、10年前、20年前、30年前との様子が変わった試験はありません。 多くの受験生が高い意識と志を持っているので、憲法や経済学などは平気で満点を狙ってくる人も多いし、数的処理を中心とした教養科目もおおよそ得点戦略が備わっていると…

実務教育出版 スー過去『ミクロ経済学』『マクロ経済学』

さすがにここは『らくらく~』陣営のサイトなので、らくらくミクロ、マクロ、計算をやっている人たちばかりのはずですが、すでにミクロ、マクロ、計算を終えて、時間的に余裕がある人がやる本があるとしたら、それはスー過去『ミクロ経済学』『マクロ経済学…

実務教育出版『速攻の時事』

実務教育出版『速攻の時事』を読まれる受験生は多いと思います。 読み方のコツとして、アマゾンなどの古本で、平成29年度版、平成28年度版等の3年分以上を購入して(たぶん格安で買えるはず)、以前のデータや政策との関係を確認しながら、平成30年度版の読…

東京の雪、ポジティブかネガティブか?

22日、東京は大雪となり、マスコミやSNSの多くは交通難などネガティブな情報に支配されました。 しかし、これは多くの日本人の特性で、報道することの大半はネガティブになりがちです。 一方、雪の情報を発信している訪日外国人のSNSの多くは、「雪が…

記号としての「経済学」

手品というのは、種明かしをさせられると、観客はそれ以降はその種明かしの導線でしか手品が見えなくなります。つまり、手品を記号化という別の次元に落とすわけです。それを承知で巧妙な手品師は必ず種明かしを公表した後で、実は手品の中にもう1つのマジ…

世の中にある商品の良し悪し

学力の差は、いかに早い段階で受け取った情報が良質であるか、それとも単なる広告なのか判別し処理する能力であり、若い世代ほどそれが確立されていると思います。 基本的に世の中のすべての商品は、自然界から学んだものと、すでに完成された商品をパクった…

学校の失敗

市場の失敗、政府の失敗と同様に、「学校の失敗」という考えが持論であります。 学校に行って学力が高くなるというのは希望的な観測で、学校に通学する時間や講師の自己顕示欲を満足させるのにつき合わされる時間、いかにもテレビから得た知識を聞く時間など…

新年あけましておめでとうございます。

the sunrise on New Year’s Day at Odaiba-timelapse [4K]

オリンピック選手の誕生

人間の能力はほとんど差はないけれど、オリンピック選手と凡人ランナーの差はどこにあるのか? その差は、練習量とか技術ではなく、まず、故障をしないことが最大の理由です。 緊張して眠れないとか、食べ物に好き嫌いがあるとか、単純な基礎訓練は飽きると…

谷崎潤一郎『春琴抄』

谷崎潤一郎『春琴抄』 人生最大の教科書であり、これから国際社会に挑戦する学生に紹介する推薦本の1つです。 谷崎ほど、経済をとらえ、描いた人は他にはいません。特に春琴抄は開港、いわゆる近代日本のグローバル化がもたらした時代背景をあまりに美しい…

増税を主張する人たち

日本経済が20年間低成長を続けてきた原因として、消費税増税やデフレをあげる人も多く、現在も増税をもくろむ財務省に批判的な人も多いでしょう。 しかし、国際競争にさらされている経済官僚の視座は別なところにあるかもしれません。もちろん、目的は何千…